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2025-06-06

トイレットペーパー雑学?

みなさん、こんにちは!

本日の投稿は少しだけ視点を変えて、トイレットペーパーについてです!

気になって少し調べてみましたのでご紹介します( *´艸`)

「違うのでは?」というところがあれば申し訳ないです…

世界のトイレットペーパー事情は、歴史、文化、経済、インフラなど、さまざまな要素によって多様な形をしているのです。

1. トイレットペーパーの歴史

トイレットペーパーの起源は中国にあります。紀元前2世紀頃に紙が発明され、6世紀頃にはすでにトイレットペーパーとして使用されていた記録があります。平安時代の日本でも上流階級の間で使われていたと考えられています。

しかし、現代のようなロール式のトイレットペーパーが普及したのは、比較的最近のことで…

1840年: 木材パルプが発明され、紙の大量生産が可能に。

1857年: アメリカでシート状のトイレットペーパーが商品として登場。

1879年: イギリスでロールタイプのトイレットペーパーが発売。

1880年代: 欧米の大都市で下水道が整備されるようになり、水洗トイレとともにトイレットペーパーが一般に普及し始めました。

日本: 大正時代に生産が始まりましたが、水洗トイレの普及とともに昭和時代から一般に広まりました。それまでは「白ちり紙」などが主流でした。

 

2. 世界のトイレットペーパー使用状況

トイレットペーパーを「使っている」のは、世界の人口の約3分の1ほどと言われています。多くの国では、水で洗浄する習慣が根強く残っています。

A. トイレットペーパーを主に使う国

  • 北米(アメリカ、カナダ): 世界で最もトイレットペーパーの消費量が多い地域です。特にアメリカは一人当たりの消費量が非常に多いことで知られています。柔らかさや厚みを重視する傾向があります。
  • ヨーロッパ(ドイツ、イギリスなど): アメリカに次いで消費量が多く、トイレットペーパーが広く普及しています。
  • 日本: 世界で4番目にトイレットペーパーの消費量が多い国です。柔らかく、水に溶けやすい高品質なトイレットペーパーが好まれます。温水洗浄便座(ウォシュレットなど)の普及により、トイレットペーパーの使用量が減少する傾向も見られますが、それでも高い水準を維持しています。

B. トイレットペーパー以外の方法を使う国(あるいは併用する国)

  • インド、東南アジア、中東、アフリカの一部: これらの地域では、トイレットペーパーの代わりにを使って排泄物を洗浄する習慣が根強く残っています。
    • 手と水: 多くの場所で、左手と水(バケツの水、あるいは蛇口から出る水)を使って洗浄します。特にイスラム教やヒンドゥー教の文化圏では、右手は清浄な手として食事や握手などに使い、左手は不浄な手として排泄物の処理に使うという慣習があります。
    • シャワーやホース(ビデシャワー/ハンドシャワー): 便器の横に小さなシャワーやホースが備え付けられていることが多く、これを使って洗浄します。
    • ビデ: フランスやイタリアなど、欧米の一部地域ではビデ(温水洗浄機能を持つ器具)が普及しており、トイレットペーパーと併用して使用されます。
    • 理由:
      • 宗教・文化的な背景: 水で洗い流すことが「より清潔」であるという考え方が根付いています。
      • 水資源の状況: 水が豊富にある地域では、水洗浄が容易です。
      • 下水道インフラ: 下水道が十分に整備されていない地域では、トイレットペーパーを流すと詰まる可能性が高いため、紙を使わない、あるいは使用済みの紙をゴミ箱に捨てる習慣があります。

 

3. トイレットペーパーの素材と種類

  1. パルプ(バージンパルプ/ピュアパルプ/木材パルプ)

    • 原料: 木材(主に針葉樹と広葉樹)から取り出した繊維。
      • 針葉樹(モミ、杉、松、ヒノキなど): 繊維が長く丈夫なパルプが作れます。
      • 広葉樹(ユーカリ、ブナ、アカシアなど): 繊維が短く、きめの細かい柔らかいパルプが作れます。トイレットペーパーは水に溶けやすい特性が求められるため、繊維の短い広葉樹のパルプが主に使われます。
    • 特徴: 新しい木材から作られるため、一般的に柔らかく、肌触りが良いのが特徴です。高級感のあるトイレットペーパーや、吸水性を重視する製品に多く使われます。
    • 製造工程: 木材を細かいチップに加工し、高温・高圧で煮て木の繊維(パルプ)を取り出し、漂白してシート状に加工します。
  2. 再生紙(古紙パルプ)

    • 原料: 回収された古紙(使用済みの新聞、雑誌、牛乳パック、オフィス用紙など)を再利用したパルプ。
    • 特徴: 環境に優しく、森林伐採量を削減できるという大きなメリットがあります。以前は「質が悪い」「ざらつきがある」というイメージもありましたが、近年の技術向上により、肌触りや品質は大幅に改善されています。
    • 製造工程: 回収された古紙を水に溶かして繊維をほぐし、インクや異物(ホチキスの針、ビニールなど)を取り除き、洗浄・脱水・漂白などの工程を経てパルプを作ります。

その他の原料

  • 竹パルプ: 環境負荷の低い持続可能な素材として、竹から作られるパルプも注目されています。成長が早く、紙の原料として利用が広がっています。

製造工程の概要

トイレットペーパーは、これらのパルプを原料として、以下のような工程で作られます。

  1. 原料の準備: パルプを水に混ぜ、均一な液体状にします。再生紙の場合は、古紙を溶解し、不純物やインクを除去する工程が入ります。
  2. 抄紙(しょうし): 液体状のパルプを金網の上に流し、水分を抜きながらシート状にしていきます。
  3. 乾燥: 抄紙されたシートを高温のドライヤーで乾燥させ、大きなロール状の「ジャンボ原紙」に巻き取ります。
  4. 加工: ジャンボ原紙にエンボス加工(表面に凹凸をつける)、ミシン目入れ、複数枚重ね(ダブルなど)、所定の幅にカットするなどの加工を施し、私たちが普段目にするロール状のトイレットペーパーに仕上げます。
  5. 包装・出荷: 完成したトイレットペーパーを包装し、梱包して出荷されます。

このように、トイレットペーパーは、主に木材や古紙から作られた繊維を原料とし、様々な工程を経て製品化されています。

  • シングル/ダブル: 日本ではダブル(2枚重ね)が主流ですが、シングル(1枚)も存在します。海外ではシングルが一般的な国も多いです。
  • 香り付き/模様付き: 消費者の嗜好に合わせて、香りをつけたり、模様を印刷したりしたものも多く販売されています。
  • 芯なし/長尺タイプ: ゴミを減らしたり、交換の手間を省いたりするための製品も増えています。

 

 

4. 環境への影響

トイレットペーパーの生産には、大量の木材と水、そしてエネルギーが必要です。特にバージンパルプの消費量の多い国々では、森林破壊や水資源の消費が問題視されています。このため、再生紙や竹パルプなどの持続可能な素材への移行、あるいは節水型の温水洗浄便座の普及が、環境保護の観点から推奨されています。

このように、トイレットペーパーは単なる日用品ではなく、世界の多様な文化、インフラ、環境問題と深く結びついた存在と言えます。

最後に少し、雑談ですが、上記内容にで少しふれましたが、みなさんは「白ちり紙」を知っていますでしょうか?

わたくしの幼少期の話で、かれこれ25年近く前の話なのですが、

曾祖父母が建てたお家に一緒に住んでいまして、その時点でまあ年季が入ったお家だったのですが、当時の家のトイレがいわゆる【ドッポントイレ】でした。

トイレも外にあり、一度、玄関を出て、トイレに行くスタイルで、そのとき、白ちり紙を使っていました。

まあ、その時のちり紙は硬かったのを覚えています…

現在は使うことがほとんどないのではないでしょうか?

少し調べてみたらソフトタイプと柔らかいものもあり、感動しました(笑)

それともう一つ!

忘れがちなのですが木ですね!

建築業でなくてはならない木ですが、

いろんなものにも使われています。トイレットペーパーもそのひとつです。

木材はなくてはならない存在です。

この仕事についたとき、うちの大工さんから

「木って、色んな物に使われちょんで」て言ってたことを思い出しました(*^_^*)

 

この記事がご家族やお友達との会話のネタにでもなると嬉しいです☆

さて、本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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