2025-06-06
トイレットペーパー雑学?

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パルプ(バージンパルプ/ピュアパルプ/木材パルプ)
- 原料: 木材(主に針葉樹と広葉樹)から取り出した繊維。
- 針葉樹(モミ、杉、松、ヒノキなど): 繊維が長く丈夫なパルプが作れます。
- 広葉樹(ユーカリ、ブナ、アカシアなど): 繊維が短く、きめの細かい柔らかいパルプが作れます。トイレットペーパーは水に溶けやすい特性が求められるため、繊維の短い広葉樹のパルプが主に使われます。
- 特徴: 新しい木材から作られるため、一般的に柔らかく、肌触りが良いのが特徴です。高級感のあるトイレットペーパーや、吸水性を重視する製品に多く使われます。
- 製造工程: 木材を細かいチップに加工し、高温・高圧で煮て木の繊維(パルプ)を取り出し、漂白してシート状に加工します。
- 原料: 木材(主に針葉樹と広葉樹)から取り出した繊維。
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再生紙(古紙パルプ)
- 原料: 回収された古紙(使用済みの新聞、雑誌、牛乳パック、オフィス用紙など)を再利用したパルプ。
- 特徴: 環境に優しく、森林伐採量を削減できるという大きなメリットがあります。以前は「質が悪い」「ざらつきがある」というイメージもありましたが、近年の技術向上により、肌触りや品質は大幅に改善されています。
- 製造工程: 回収された古紙を水に溶かして繊維をほぐし、インクや異物(ホチキスの針、ビニールなど)を取り除き、洗浄・脱水・漂白などの工程を経てパルプを作ります。
その他の原料
- 竹パルプ: 環境負荷の低い持続可能な素材として、竹から作られるパルプも注目されています。成長が早く、紙の原料として利用が広がっています。
製造工程の概要
トイレットペーパーは、これらのパルプを原料として、以下のような工程で作られます。
- 原料の準備: パルプを水に混ぜ、均一な液体状にします。再生紙の場合は、古紙を溶解し、不純物やインクを除去する工程が入ります。
- 抄紙(しょうし): 液体状のパルプを金網の上に流し、水分を抜きながらシート状にしていきます。
- 乾燥: 抄紙されたシートを高温のドライヤーで乾燥させ、大きなロール状の「ジャンボ原紙」に巻き取ります。
- 加工: ジャンボ原紙にエンボス加工(表面に凹凸をつける)、ミシン目入れ、複数枚重ね(ダブルなど)、所定の幅にカットするなどの加工を施し、私たちが普段目にするロール状のトイレットペーパーに仕上げます。
- 包装・出荷: 完成したトイレットペーパーを包装し、梱包して出荷されます。
このように、トイレットペーパーは、主に木材や古紙から作られた繊維を原料とし、様々な工程を経て製品化されています。
最後に少し、雑談ですが、上記内容にで少しふれましたが、みなさんは「白ちり紙」を知っていますでしょうか?
まあ、その時のちり紙は硬かったのを覚えています…
現在は使うことがほとんどないのではないでしょうか?
少し調べてみたらソフトタイプと柔らかいものもあり、感動しました(笑)
それともう一つ!
忘れがちなのですが木ですね!
建築業でなくてはならない木ですが、
いろんなものにも使われています。トイレットペーパーもそのひとつです。
木材はなくてはならない存在です。
この仕事についたとき、うちの大工さんから
「木って、色んな物に使われちょんで」て言ってたことを思い出しました(*^_^*)
この記事がご家族やお友達との会話のネタにでもなると嬉しいです☆
さて、本日も最後までお読みいただきありがとうございます。